子どもに経口補水液を飲ませるコツ
経口補水液は、嘔吐があるのかないのかによって、飲ませ方が少し変わります。
嘔吐がある場合
嘔吐がある場合、一度に大量に飲ませようとすると、飲んだ経口補水液を吐いてしまう可能性があります。スプーン1杯程度の量を、少しずつ飲ませましょう。 少量ずつ与えても吐いてしまう場合は無理に飲ませず、様子を見ながら時間をあけて、再び飲ませてください。
嘔吐がおさまってきた場合
嘔吐がある程度おさまってきた場合も同様に、スプーンに1杯ずつ経口補水液を取って飲ませます。ただし、嘔吐しているときよりもこまめに与えてください。 まずは3分おきに飲ませ、吐かないようであれば2分おき、1分おきと与える間隔を短くしていきます
(※1)。
また、横になった状態で飲ませると、むせて嘔吐してしまう可能性があります。嘔吐しているときもしていないときも、「子どもの上体を起こして与えること」が大切です。 もしも子どもが、口補水液の味を嫌がって飲まない場合は、独特の味を感じにくい「ゼリータイプ」のものを試してみるのも良いでしょう。
(※1)株式会社大塚製薬工場|経口補水液オーエスワン®の飲ませ方のコツ
文:木村妃香里