「絶対」「必ず」という言葉に安心しないで
さらに注意したいのが「絶対」「必ず」といった、断定的な言葉を連発する医師です。患者さんの立場から見ると、このような断定的な言葉は病気や健康への不安を打ち消してくれる効果があるでしょう。 もしも「絶対大丈夫ですよ」「必ず治ります」と医師から言われれば安心するものですね。 ですが、医学に「絶対」はありません。どんな些細な症状であれ「必ず」治るとは言い切れませんし、「絶対」に副作用が出ない薬はないのです。 そのため医師には、治療・診断のことを説明する際に、少なからずあるリスクを説明することが求められています。そのような説明もないままに、断定的な表現をする医師はあまり信用できないと考えてよいでしょう。
医師であれば、患者さんの診療を行う最低限の医学知識は持ち合わせています。「良い医師」を選ぶには、コミュニケーションがしっかりとれて安心して任せられることがポイントです。
文：成田亜希子
