何年も結婚生活を続けていると、夫婦間の会話も適当になりがち。以前ネット上ではとある女性が、夫の“生返事”についての悩みを打ち明けていました。一体どのようにすれば、気の無い返事をやめさせられるのでしょうか。

夫の生返事にイライラ?

相談者の投稿によると、彼女の夫は最近自宅で勤務することになりイライラを募らせているとのこと。そのため以前からちょくちょく生返事をしていた夫は、さらに気の無い返事を連発するようになったそうです。それだけでなく大事な要件を聞き流されて、後から「そんな話聞いてない」と言われることも。そこでどのようにすれば生返事をなおしてくれるのか、アドバイスを求めていました。

 

これに他の女性たちからは、「うちの夫も生返事ばかりで困ってる。その度にこっちもイライラするから、聞いてるならちゃんと返事をしてほしいよね」「自分もそれでキレたことがある。小さいことだけど地味にイラつく」と共感の声が。夫の生返事に悩まされている女性は少なくないようです。

 

生返事をやめさせる方法としては、「多分、夫も無意識に生返事をしているケースが多いから、逐一指摘して意識させるといいかも」といった意見が。夫に生返事を気づかせることが重要のようですが、一方で「いちいち『はい生返事』みたいに指摘してると、相手もストレスがたまりそう」「それで夫婦関係が悪化しても嫌だし、なかなか指摘できない」という人もいるようでした。

 

仕事中は話しかけられたくない?

今回のケースでは夫が在宅ワークをしているということで、「仕事中に話しかけられたくないのでは?」との指摘も。実際に自宅で働いている人からは、「自分だったら仕事中に話しかけられただけで怒っちゃうかも。生返事で済ましているだけまだ心が広い」「大事な要件なら、仕事が終わってから伝えてほしい」といった声が寄せられていました。

 

話しかけられている方からしても、「今は話しかけないでほしい」というタイミングがあるもの。そのため生返事対策としては、「夫が仕事中だったりしたら、後でやってほしいことを紙にまとめて渡すといいよ」「うちの場合夫が仕事をしている時は、メールやチャットでやり取りをしてる」といったアドバイスも書き込まれています。

 

その他「自分の伝え方を見直してもいいかも」といった指摘が。

 

例えば会話の内容が無駄に長かったりすると、仕事中ではなくても「生返事をしちゃう」という人は多いようです。生返事をされない伝え方としては、「時間がある時の雑談でもない限り、結論を先に言った方がいいかも」「要望を伝える時は、まず自分の中でまとめてから伝えるといい」といったものが。

 

お互いにストレスのないコミュニケーションができるとよいですね。

 

夫婦間の会話に関する悩み

夫婦間の会話に関するお悩みには、他にどのようなものがあるのでしょうか。ネット上では「単純に会話量が少ない。なんか業務連絡みたいなコミュニケーションしか取ってない気がする」「育児で忙しくて、ついついキツい言い方になっちゃうのをなおしたい。『もっと優しい言い方があったな』っていつも後悔しちゃう」との声が上がっていました。

 

「江崎グリコ株式会社」は、以前「夫婦の会話量調査」を実施。夫婦間の会話量について「満足」と答えた人は、84.4%が“2人の時間”についても満足しています。一方で会話量が「足りてない」人で2人の時間に満足している回答者は51.6%。やはり夫婦の会話量は、関係性の良し悪しに直結するのかもしれません。

 

長年連れ添うと「何を話していいかわからない」という時もありますが、少しだけでもお互いに寄り添えると良いのではないでしょうか。

 

文/内田裕子

参照/江崎グリコ株式会社「夫婦の会話量調査」https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M101037/201911183599/_prw_PR1fl_1XgXP522.pdf