肌老化をはじめとする、全身の老化予防に欠かせないのが、幹細胞の活性化。そのために必要なのが、睡眠の質を上げることです。 忙しい毎日のなかでも無理なくできる「3つの習慣」を、アンチエイジング医療を専門とする日比野先生に伺いました。

 

《取材協力》日比野佐和子先生 日本抗加齢医学会認定専門医、医学博士。Y’sサイエンスクリニック統括院長、大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学特任准教授。基礎研究から最新の美容医療に至るまで幅広く活躍し、テレビ番組でも、わかりやすい解説で好評を博している。

 

<快眠の習慣1>スマホは入眠2時間前に切る

 

現代人の不眠の原因として、真っ先に考えられるのが、液晶画面の光「ブルーライト」。 自然界には本来存在しないレベルの明るさで、これが脳に作用し、睡眠に必要なホルモン「メラトニン」の量を減らすと報告されています。 スマホやPCの使用は就寝2時間前までとし、寝室にはスマホを持ち込まないのが理想的です。

 

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日中もあまり長時間使用していると、メラトニンの分泌量に影響します。 仕事などでPCを長時間使う人、スマホを見ている時間が長い人は、ブルーライトをカットするシートを画面に貼っておきましょう。また、ブルーライトをカットするメガネをかける方法もあります。