顔のゆがみやくすみには、〝あご揺らし〟が効果的
時間や気分に余裕がある日は、もうひと手間かけてケアしてみましょう。くすみだけでなく、顔のゆがみに効果がある方法です。
「自分で気づいてない人もいるかもしれませんが…30代後半、40代になると、食いしばりも増えるんですよね。加齢とともに、首の上のほうの骨(第1頸椎、第2頸椎)が変形しやすく、頭部だけ前のめりになることが多いんです。 そのときに、体全体のバランスをとろうとして、奥歯を無意識にかみしめてしまう。いってみれば、骨の加齢による生理現象です。 これが慢性化すると、顔の筋肉のつきかたにゆがみが出て顔が四角く見えますし、リンパの流れも悪くなります。下あごを左右に揺らす運動で、酷使されているあごの筋肉をほぐすといいですよ」(赤松さん)
仕事のストレスなどがかかったときにも、気づけば歯を食いしばっていたり、夜間に歯ぎしりをしてしまうことがありますよね。こうした無意識の習慣が、その人の顔の癖となってしまいます。
<あごの筋肉をゆるめる 〝あご揺らし〟>
1.顎関節を親指で押さえる
上あごと下あごがかみ合う部分が顎関節。奥歯をぐっとかみしめるとふくらむ部分です。ここに親指をあて、頭をしっかり押さえます。
2.口を開け、あごを左右に揺らす
口を開けて、あごを左右に大きく動かします。なめらかに動くようになるまで続けましょう。
〝左右どちらかの口角が上がっている〟〝片側の法令線がめだつ〟など、左右のゆがみに悩む人には、とくに効果的。 リンパマッサージの効果も高まるので、マッサージ前のケアとしても、ぜひとり入れてみてください。
イラスト:やのひろこ 文:川西雅子