赤ちゃんの言葉の発達はこうやって促して

 

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赤ちゃんは周囲の会話を聞きながら言葉を覚えていくもの。とはいえ核家族化が進む現代では、育児中に話し相手がいなく、気づけば無言で育児や家事をしているママも少なくないはず。 ですがスムーズな言語の習得を促すには、まだ言葉を理解していない赤ちゃんにも、積極的に語り掛ける心がけが大切です。 語り掛けは赤ちゃんとのコミュニケーションであり、信頼や愛着を築いていく大切な手段のひとつでもあります。

 

言語習得を効率的に促すには、次のようなことに注意しながら語りかけるのがポイント。このポイントがそろった語りかけは「マザリーズ」と呼ばれるものです。

●高めの声で話す
●母音を強調して話す
●表情を大きく変えながら話す
●抑揚をつけてゆっくりと話す
●短く簡単な単語を選んで話す

 

基本的に、赤ちゃん言葉の発達はそれぞれのペースに合わせて見守ってあげることが大切ですが、そのサポートをしてあげるのはママやパパなど周囲の大人たちです。 赤ちゃんとお話しする日を楽しみに、ぜひ「マザリーズ」を取り入れてみてください。

 

(※1)厚生労働省「乳幼児身体発育調査(平成22年) 結果の概要」
(※2)Interpreting the early language trajectories of children from low-SES and language minority homes: implications for closing achievement gaps.

 

 

 

文:成田亜希子