「寝返り」ができる時期は個人差が大きい

 

iStock/ Satoshi-K

 

厚生労働省による「乳幼児身体発育調査(平成22年)」によれば、寝返りは生後34か月頃になるとできる子が増え始めます。

そして45か月には約半数がマスターし、89か月になるとほぼすべての子ができるようになります(※1)

つまり、寝返りができるようになる時期は生後3~9か月と幅が広く、発達のスピードは個人差が大きいことが分かります。 なかには寝返りをマスターしないまま、次の発達過程である「ひとり座り」や「はいはい」ができるようになる子もいるのです。 育児書やネット情報で〝寝返り時期〟と言われる月齢を過ぎてマスターできていないと、心配になってしまうママも多いでしょう。 しかし、健診や予防接種のときなどに発達の遅れを指摘されていなければ、大きな問題となることはほとんどありません。 神経質にならず、寝返りの時期も個性のひとつとして、赤ちゃんのペースに合わせて見守ってあげることが大切です。

 

 

>>NEXT 「寝返り」の練習になる遊び