人生の壁を乗り越えるために知っておきたい名言

小説家としても有名なピース・又吉直樹さんも、2018年に近畿大学で卒業生に向けて送ったメッセージが話題になりました。又吉さんは「処世術だったりとか、友達の作り方みたいな話は皆さんの方が詳しいと思う」と前置きして、“自分が社会に出てから感じたこと”をテーマにスピーチ。

 

又吉さんが東京のお笑い養成所に入った時、最初はモヒカンやアフロなどの個性的な格好の人が数百人もいたといいます。面白い人も大勢いましたが、夏前には半分ほどが辞めていったそう。

 

そこで又吉さんは、残った人たちと辞めていった人たちの違いは“自分に対する期待値の大きさ”だったのではないかと推測。学生時代から人気者だった人たちにとって、他人から怒られたり評価されない養成所はかなり辛かったはず。

 

しかし又吉さんは厳しい指導の言葉も「まあ現状そうかもしれないな」と冷静に受け止められたので、養成所に残ることができたそう。

 

そこで又吉さんは卒業生たちに対して、自分が思い描いているビジョンを一度疑ってみてはどうかと提案。“自分は人から見たらどういう存在なのか”をよく考えてみることで、自分の中で“揺るぎないもの”がいっそう強くなるとアドバイスしています。

 

生きていく上で壁に当たるのは当然。その時はROLANDさんや又吉さんの言葉を思い出せば、もう一歩先に進めるかもしませんね。

 

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文/長谷部ひとみ