もし誤飲してしまったら

 

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どんなに防いでいても、トラブルは突然発生します。赤ちゃんの行動が予測不可能ですし、一瞬たりとも目を離さず見ていることは不可能ですよね。 だからこそ、万が一誤飲をしてしまったときにどういった行動をすべきか、状況別にその対処法も確認しておきましょう。

 

<異物が口の中に見える場合>

異物が口の中に見えるときは、詰まっているものをそっとかき出しましょう。そのときに大きな声を出すとびっくりして飲み込んでしまう可能性がありますので、親が落ち着いて。 また、取り出すときにあわてて異物を喉の奥に押し込んでしまう可能性もあるため、焦らず、冷静に対処してくださいね。

 

<異物が喉に詰まっている場合>

喉に異物が詰まっているときには、頭を下にして背中を叩くようにします。その方法でも異物を吐き出せない場合は、指を喉の奥に入れて舌を押し下げ、吐き出させましょう。 ただし、飲んだものによって、すぐに吐かせた方が良いもの、吐かせてはいけないものがあるので注意が必要です。

すぐに吐かせた方が良い異物
●たばこ
●ホウ酸団子

●ナフタリン
●パラジクロルベンゼン
●大量の医薬品 など…

上記のものを誤飲した場合にはすぐに吐かせ、小児科のある救急医療機関を受診する必要があります。

吐かせてはいけない異物
●灯油・
ベンジン
●マニキュア・除光液
●洗浄剤・漂白剤
●ボタン電池
●磁石 など…

灯油・ベンジン・マニキュア・除光液は、揮発性ガスを吸い込んで化学生肺炎を起こす危険があるため、絶対に吐かせてはいけません。また、ボタン電池や磁石を飲み込んでしまうと、胃に穴があくこともあります。この場合も無理に吐かせず病院を受診しましょう。

 

 

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