オートミール は、食物繊維が豊富に含まれていることから、健康的なダイエットにも有効的とされる食品ではありますが、実は、赤ちゃんにの離乳食にもおすすめの食品なのです。手軽で安心、栄養価の高い「オートミール」について、栄養士がご紹介します。
「オートミール」は栄養素が豊富
オートミールとは、オーツ麦という麦を脱穀して、調理しやすくシリアル状に加工したもの。 短時間で調理できるので、お米に比べて手間がかからないうえに、栄養バランスが高い食品として、離乳食への活用が注目されています。 どのような栄養素が含まれているか、詳しく見ていきましょう。
<食物繊維>
食物繊維は「水溶性」と「不溶性」にわけることができますが、オートミール にはこの両方が含まれています。 「水溶性食物繊維」は血液中のコレステロールを体外に排出する働きがあり、「不溶性食物繊維」は腸の動きを活発化させる働きがあり、便秘解消に効果的な栄養素です。 いずれも血液循環と腸内環境の正常化と、赤ちゃんの健康には欠かせない要素。この2つの食物繊維が同時に摂取できるのは、オートミールの魅力のひとつです。
<タンパク質>
成長が著しい赤ちゃんに必要不可欠なタンパク質。タンパク質は、赤ちゃんの細胞や血液などの材料となるため、不足のないよう摂ることが重要です。 オートミールにはタンパク質が豊富に含まれているため、それを手軽に摂ることができます。
<カルシウム>
骨の材料となるカルシウムも、子どもにとって欠かせない栄養素。オートミールはもちろん、その他の食品も合わせてカルシウムをしっかり摂ることで、骨や歯の強化に繋がります。
<鉄分>
鉄分は血液の材料となる栄養素です。赤ちゃんも貧血に陥る可能性があるため、その防止としても積極的に摂る必要がある成分といえるでしょう。