新型コロナウイルスやインフルエンザが流行のなか、日常的にマスクをつける時間も増えていると思います。そうした状態が長引くと、精神的な理由からマスクが手放せなくなる「マスク依存症」が県ンされることも。看護師の立場から、注意したいことをアドバイスします。
マスク依存症とは
マスク依存とは、自己防衛をしたいという気持ちの表れから、マスクに依存してしまうことを指します。考えられる主な理由には、次のようなものがあります。 ●友達に容姿を悪く言われてしまい、素顔を出せなくなってしまった
●自分に自信が持てず、本当の自分が出せない
●他人に表情を読み取られるのを恐れている
●日々のストレスから身を守っている
●(表情を読まれにくいので)愛想笑いなど煩わしいコミュニケーションを遮断できる
心理カウンセラーの橋本七愛さんによると「思春期を迎えた子どもは感覚が敏感なため、周囲からの誤解や摩擦を避けたがる」傾向が。 マスクをすることで顔の半分が隠れ、表情を隠すのに役立つのだとか。これが「マスク依存」の心理的な背景です。