少しずつ暖かくなってくる空気に、春の訪れを感じるころ。「そろそろ加湿器も終わりかな」なんて、考えていませんか? 一般的に「春」と呼ばれる3~5月こそ、加湿器が活躍するのです。その理由を看護師が解説します。

 

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「春」の湿度平均、比べてみたことある?

気象庁が発表している気象情報(2019年)をご覧ください。 「冬」の2月の湿度平均は59%。一般的に「春」の35月では60%~65%と、湿度に大きな差はありません。

 

※気象庁|過去の気象データ検索「東京 2019年(月ごとの値) 詳細(気温・蒸気圧・湿度)」調べ

 

しかし一方で、5月では65%、6月では81%と、27%もの差があり、5月~6月を境に湿度平均は大きく変化します。 つまり「春」である35月は、まだまだ冬と同等に湿度が低く、空気が乾燥しているといえます。 これが加湿器を、「春」にも使用することをおすすめする理由なのです。