淡々と描かれる日常生活
下着姿で眠そうにジャスミンの鉢に水やりをしたり、実家から送ってきた桃にかぶりついたり、帰宅後すぐに服を脱ぎお風呂に直行など。今野の何気ない日常に日浅が現れ、お酒を飲んだり、釣りに行ったり。楽しい時間を過ごしていたと思ったら、ふらりと消えてしまう。大きな事件や変化は起きないけれど、日浅のいる日々、いない日々の今野の表情はまるで別人。日浅の存在の大きさを感じます。
今野の心の描写は、川の流れや雨音、空の色に太陽の光など自然の描写とリンクしているようにも思えます。美しい自然も本作の見どころですが、音、色、光などにも注目するのもおすすめです！
