本能的?!爆笑の求愛シーン!
全編に笑いが散りばめられている本作。特に笑いを誘うのが、田島がキヌ子の家を訪ねるシーンです。「キヌ子を自分に惚れさせれば、報酬を支払わずに済む」と、偽夫婦計画を提案した松重豊演じる作家・漆山連行に入れ知恵された田島は、突然「好きなんだよ!」と愛を叫びます。抱きつき、犬のように腰を振り、本能のままに突き進みます。
しかし、かつぎ屋として稼ぎまくるキヌ子には自慢の怪力があります。振り払われ、蹴飛ばされ、タンスまで投げつけてくる勢いで抵抗。最後は2階から投げ落とされてしまうのです。偽りの愛の告白が成就するはずがありません。田島のダメダメっぷりと、たくましいキヌ子の魅力がぶつかり合うシーンは必見です。