二転三転で飽きさせない!

©︎2020「嘘八百 京町ロワイヤル」製作委員会

 

物語がテンポよく展開していくのも本作の見どころのひとつ。あっちに騙され、こっちに騙され、バカバカしい騙し方もあるけれど、楽しくて笑っちゃう。「最後に笑うのは誰?!」と結末までワクワクした気持ちでいられます。

 

©︎2020「嘘八百 京町ロワイヤル」製作委員会

 

今回は、有名古美術店のやり手社長や大御所鑑定家、人気の陶芸王子、さらにテレビ番組まで巻き込んでの大騒動を繰り広げます。耳馴染みのある歴史上の人物や出来事も登場するので、「本当にそうだったのでは?!」と騙されてしまう場面も。ドタバタ劇のなかにユーモア、人情がバランスよく散りばめられた本作。こんなに楽しませてくれるなら、騙されるのもいいかな、なんて思ってしまうかも!?

 

文/タナカシノブ