インテリアコーディネーター資格の取得について

未経験で内装の仕事をしていくには、インテリア関連の資格を取るのがおすすめ。

 

インテリア業界には経験や資格不問での募集もありますが、資格取得者や大学や短大、専門学校などで空間デザインや建築を学んだ人のほうが歓迎されやすい傾向にあります。


 

資格の種類は多くありますが、インテリア産業協会が認定するインテリアコーディネーター資格が一般的で、幅広く内装の仕事をすることができます。

 

福祉住環境コーディネーターも高齢化時代に需要がある資格ですが、高齢者や障害者の住環境に限定されてしまうため、インテリアコーディネーター資格を取った後に余裕があれば取る、というのもよいでしょう。

 

インテリアコーディネーター試験の対策

インテリアコーディネーター資格の内容は、一次試験で学科、二次試験で論文とプレゼンテーションになっています。


 

一次でおこなわれる学科試験の内容はインテリアコーディネーターの仕事に関することや、インテリアの歴史、構造に関する基礎知識などが問われます。


 

暗記が中心の勉強で、インテリア産業協会が出す「インテリアコーディネーター・ハンドブック」という書籍をしっかり勉強しておけばクリアできる内容です。


 

二次試験は小論文です。 文字数は300文字程度で、「北欧風のインテリア」「寝室の収納」「省エネルギーへの配慮」など、身近なテーマが出題されることが多いようです。

 

普段からインテリアに関する今の情報を収集し、短い文にまとめる練習をしましょう。

試験では“プレゼンテーション”がポイント

二次試験後は“プレゼンテーション”の試験があります。

 

プレゼンテーションといっても、いわゆる“プレゼン”ではありません。 ここでいうプレゼンテーションとは、製図の試験のこと。

 

家具やキッチンなどのレイアウトを図面にするのですが、慣れていない人には難しい内容です。

 

インテリアコーディネーター試験にとって最大の難関ですが、時間をかけて練習すればするほどスピードアップするので、早くから対策するようにしましょう。


 

インテリアコーディネーター試験の合格率は25%と、高い数字ではありません。 計画的に試験の準備をすることが、合格へのカギとなりそうです。

 

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