“相手との会話”を意識!
“プレゼンの極意”に関する説明で、「『伝えた』と『伝わった』は違う」と語る髙田さん。うまく伝えたつもりになっていても、実は相手にきちんと伝わっていないパターンもありますよね。そのため髙田さんは「相手への呼びかけ」を徹底していました。「そう思いませんか?」「皆さん、どう思われますか?」などの呼びかけをおこなうことで、聞いている人の参加感や一体感が一気に高まるそう。“伝える相手と会話をしている”という気持ちを意識すれば、プレゼン中に相手を“置いてけぼり”にする心配もなくなります。
髙田さんはプレゼン時の話し方で、「間(ま)のとり方」もキーポイントにあげていました。例えば「この商品の価格は〇〇円です! 安いでしょう?」と喋る際、価格を聞いた人たちは一瞬“本当に安いのかどうか”を考えます。そこで間をあけてから「安いでしょう?」と問いかけることで、「たしかに安いな」という納得感が。髙田さんは、「間をちょっと置くだけで相手に問題を投げかけられるんです」とコメント。ほんの一瞬でも相手に考えさせることが、上手なプレゼンをおこなう“肝”になるようです。
同番組では、以前髙田さんからプレゼン指導を受けたことがある社会人が登場。当時大学生だった男性に対して、髙田さんは“商品を使ってほしい、買ってほしいという情熱を言葉に出していけばいい。どうしたらうまく伝わるのかをいつも考えていれば、自分の中のものを出せるようになるはず”とアドバイスをおくっていました。髙田さんの教訓を授かった男性は、4年経った今でも“熱量の大切さ”を痛感しています。