木村拓哉さんにも影響を与えた忌野さん
武田さんが立ち直るきっかけを与えた忌野さんですが、ほかにもたくさんの芸能人からリスペクトを受けています。先日発売された木村拓哉さんの新アルバムには、忌野さんから提供された曲を収録。木村さんが自身のラジオ『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』(TOKYO FM)で、楽曲にまつわるエピソードを紹介しています。
木村さんと忌野さんは、ドラマ『ギフト』(フジテレビ系)で共演。その時に縁があり、木村さんのソロ曲として提供されたのが「弱い僕だから」でした。忌野さんから渡されたデモテープにはボタンを押す音や咳払いなどの音も収録されていて、木村さんは“温かい歌だな”と思ったそう。
木村さんは同曲を収録する時、「忌野清志郎さんのDNAをもうちょっと強めに」と考えたといいます。そこでスタジオに忌野さんと一緒に活動していたバンドメンバーを集めて、「せーの」で演奏を開始。すると最初の一発目で、みんなが「オッケーなんじゃない?」といえる曲になったと明かしていました。
様々な人に影響を与えた忌野さん。気持ちが追い詰められた時は武田さんと忌野さんのやり取りを思い出して、肩の力を抜いてみてはいかが?
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文/長谷部ひとみ