自分に満足していると答えた人はわずか45%!

子どもを育てる上で自己肯定感は大切ですが、けなすことによって自己肯定感が低くなってしまいます。昨年6月に内閣府は「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」の結果を公開。日本人の若者は、外国の若者と比べて自己肯定感が低いことが明らかになりました。

 

同調査は日本、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンの13歳から29歳までの男女1000人を対象に実施。「私は自分自身に満足している」という項目で、「そう思う」と答えた日本人の割合は45.1%でした。しかし一方で韓国は73.5%、アメリカは86.9%、イギリスは80.0%、ドイツは81.8%、フランスは85.8%、スウェーデンは74.1%だったことがことが判明。日本だけが異様に低いことがわかります。

 

また「自分には長所があると感じている」という項目で「そう思う」と答えた割合は、日本62.3%、韓国74.2%、アメリカ91.2%、イギリス87.9%、ドイツ91.4%、フランス90.7%、スウェーデン72.7%という結果に。こちらでも日本が最下位になっていました。

 

謙遜文化が根付いている日本ですが、子どもの自己肯定感を伸ばすためにも言葉のチョイスには気をつけたいものですね。

 

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文/長谷部ひとみ

参照/内閣府「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」https://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/ishiki/h30/pdf/s2-1.pdf