食事を摂る際に、わざわざ舌を出してから口に入れる“迎え舌”。実は芸能人にも迎え舌の人は多く、テレビなどでもたびたび目撃します。そんな迎え舌を巡り、ネット上では様々な意見が飛び交っていました。

迎え舌を不快に思っている人が続出!

注目されたのは、旦那が迎え舌だという女性のつぶやき。女性は「一緒に食事を摂るだけでイライラしてしまう…」「注意しても本人は治すつもりがない」と嘆き、「同じような悩みを持っている人はいませんか?」と呼びかけています。

 

悩みを打ち明けた女性以外にも、迎え舌を快く思っていない人は多い模様。

 

「迎え舌ってすごく下品だよね…。学生の頃に同級生が迎え舌だったけど、まだ印象に残ってる」「犬みたいで引いちゃう。子どもならまだしも、大人の迎え舌はちょっとね」などの声が寄せられていました。

 

あまり好意的に思われていない迎え舌ですが、中には治そうと努力している人も。

 

ネット上には「やっている意識は全くない。鏡を見ながら食べてるときは治るけど、見ていないときはダメだね」「食べ物が落ちないように無意識でやってるんだと思う。治そうとしてもなかなか治らない」といった意見が。無意識で行っている人が多く、治すのが難しいようです。

不快感を持つ人がいる一方、不快に思わない人も

なかなか治らなくて困っている人が多い迎え舌ですが、中には“治った”という人も。ネット上には、「舌の筋肉が弱いと迎え舌になるそうなので、よく噛んで舌を鍛えたら治った」「1度に口へ運ぶ量を減らして、ゆっくりと噛んで食べれば自然と治りますよ」とのアドバイスが相次いでいました。

 

一方で迎え舌に対して、そこまで抵抗がない人もいるようす。友人が迎え舌だという人は、「特に食べている人の顔を見ないし、音が出るわけでもないから気にならない。その人が食べやすいと思う食べ方をすればいいと思う」とコメントしています。

 

ネット上では迎え舌の他にも、咀嚼音を立てたり箸を舐める行為などが話題に。

 

「迎え舌はまだ許せるけど、くちゃくちゃと音を立てる人だけは許せない。同じものを食べていると特に不快な気持ちになる」「箸を舐めている人を見ると、育ちが悪いのかなと思ってしまう」といった意見が続出していました。本人は無自覚の内にやっているのでしょうが、不快に感じている同席者は多いようです。

世界のテーブルマナーを大公開!

「迎え舌をしない」や「くちゃくちゃと咀嚼音を出さない」など、多くのテーブルマナーが存在する日本。では、外国のテーブルマナーにはどのようなルールが設けられているのでしょうか。2018年に放送された『世界くらべてみたら』(TBS系)では、4カ国のテーブルマナーが紹介されました。

 

イタリアではワインを回す際、右手の場合は必ず反時計回り。乾杯の時にもルールがあり、鼻の高さまでグラスを持ち上げてグラス同士は触れさせません。中国でレンゲを持つ際は、人差し指をくぼみに置いて親指と中指で挟むのが正しい持ち方。お茶を注いでもらった時には人差し指と中指で机を3回叩き、「ありがとう」の意思を伝えます。

 

フランスではムール貝を食べる時、空の貝殻をトングのように使って貝を摘まむのがマナー。またオムレツはナイフで切るのではなく、フォークで切るそうです。

 

もしアフリカで食事に誘われた際は、主催者に料理を取り分けてもらいましょう。しかし、2回目はゲストが主催者に取り分けなければいけないので注意が必要。食べ終わったらスプーンはお皿の下に隠すことを忘れずに。

 

国によって全く異なるテーブルマナー。もしかしたら、本人も気づいてないうちにマナー違反をしているかもしれません。人を不快にさせない配慮を心がけたいですね。

文/牧野聡子