<心理学テク2> ドア・イン・ザ・フェイス
お願いごとをするときに、ちょっと無理めの「大きな要求」をしてから、本命の「小さな要求」をすると受け入れられやすくなることを言います。 たとえば、いきなり「PTA役員やって」と言われたら、あなたは「できません」と答えると思います。 でも最初に「PTA会長やって」と言われ「できません」と答えた場合、その後に「じゃあ、PTA役員でいい」と言われると…どうでしょう。ついOKしてしまいませんか? 「小さな要求」を通すために、おとりとして「大きな要求」を先に提示すると、本命の要求を聞き入れてもらいやすくなるのです。
<心理学テク3> フット・イン・ザ・ドア
これは訪問販売員が、ドアに足をはさみながら少しずつ入ってくるように、「小さな要求」から始まって、どんどん「要求を大きく」していく方法。 たとえば最初に「お願い! 明日だけPTAの仕事手伝ってくれない?」から始まって引き受けた場合。 次に「夏まででいいから」「人数が少ないときだけでいいから」と頼まれると、つい受け入れてしまいませんか? この場合は「断りにくいような小さな要求」からはじめるのがポイント。要求を徐々に大きくしていくと「この前もOKしたし…」と、相手は断りにくくなってしまうのです。