コントローラーから逃れる方法
コントローラーの支配から逃れるために、会話のとき次の2つを実行してみてください。
1.コントローラーの言葉を「真面目」に聞かない
コントローラーが言う否定の言葉は「私にとって都合が悪いからNG」という意味です。 「あなたのため」と言っていたとしても、本質は「私のため」なので、無視して大丈夫。 あなたが心から「聞きたい」と思うことは、きつい言葉でもちゃんと心に入ってくるはず。 聞きたくない言葉は聞かなくていいのです。
2.コントローラーの話を「本当に?」と疑ってみる
強い口調で正論を畳みかけられると、脳が思考停止してしまいます。これこそが「コントローラー」の狙いです。 後からでもいいので「本当にそう?」「なんでそうなる?」と、常にコントローラーの言葉を疑ってみてください。 決して「でもそれは、私が悪いから」という結論にせず、言われたことの「内容」だけを考えてみて。 「たしかにそうだ」と思ったらはじめて受け入れるよう、意識してみてください。
実はコントローラー自身は、基本的に「自信」がありません。 自信がないからこそ、他人を思い通りにしたり言うことを聞かせたりして、自分が安心したいのです。思い当たる節はありませんか? コントローラーのエゴにあなたがつき合う必要ありません。きっぱりと距離をとって「あなたらしく」過ごしていきましょう。
文:矢島みさえ