自転車の「ながら運転」も危険!

運転中にスマホやタブレットを手に持って使う行為はもちろんNGですが、“カーナビの注視”も違反対象に。「注視」の詳細な時間は記載されていませんが、「国家公安委員会告示第12号」では「おおむね2秒を超えて画面を見続けること」を指しています。ルート案内でナビを頼りにする際には、ナビゲーターの音声とチラ見で把握するように心がけましょう。

 

「たったの2秒くらい問題ないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、警察庁では「自動車が2秒間に進む距離」を発表しました。例えば時速60キロで走行した場合、2秒間で進む距離は約33.3メートル。少し目を離しただけでも“歩行者や前方車”にぶつかる可能性があるので、十分注意してください。

 

“ながら運転の危険度”を訴える人の中には、「歩きスマホは誰かとぶつかったり交通事故の危険性もあるよね」「車だけじゃなくて自転車も危ないから、罰則を強化してほしい」といった声も。政府広報オンラインが掲載する「自転車運転者(第1当事者)の携帯電話使用等に起因する交通事故の発生状況」によると、平成30年に起きた“ながら自転車運転での交通事故”は87件。平成25年以降では過去最多となりました。自転車の「ながら運転」も道路交通法で禁止されているものの、悲惨な事故はあとを絶ちません。