腸重積のサインは〝イチゴゼリー状〟の便

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腸重積の特徴としてまずは、15分おきくらいに強い腹痛が生じることがあげられます。 痛みが治まるとケロッとしますが、再び強い痛みに襲われ、吐き気や嘔吐が見られることも少なくありません。 腸重積になりやすい年齢の子どもは、自分で症状を訴えられないことも多いため、発見が遅れてしまうことも少なくありません。 また発症すると〝イチゴゼリー状〟のドロドロした便が、高頻度で見られるようになります。この場合、休日・夜間を問わずできるだけ早く病院へ行きます。 いっぽうで腸重積であっても、このような血便が見られないケースもあります。 急激に不機嫌になって吐いたり、ミルクを嫌がったり、いつもと違うお腹の痛がり方をした場合も、早めの受診をおすすめします。

 

 

腸重積の治療方法は?

 

腸重積は、子どもにとって比較的頻度の高い病気です。発症から時間が経つと腸が壊死する危険があるため、早急な治療が重要となります。 治療として第一に行われるのは「高圧浣腸」です。 便秘のときに使用する通常の浣腸とは異なり、より高い圧力をかけることができる浣腸で、大腸に入り込んだ小腸を元の位置に押し出します。 しかし小腸の入り込み方によっては、元の位置に戻せないことも少なくありません。特に発症してから1~2日経つと、腸のむくみが生じて戻しにくくなります。

高圧浣腸を行っても元に戻らないケースや、発見されたときすでに腸の壊死が起こっていると考えられるケースでは、手術が必要となります。

 

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