「単純接触効果」はあくまで導入
「単純接触効果」を使って相手の無意識に働きかけて好感度を上げると、その後、仲を深めたいときにもスムーズです。相手に「よく見かけるな」「よく話しているな」と感じてもらえれば大成功! でも「単純接触効果」は最初の10回までと言われ、あくまでも「好感度を持ってもらうための導入」です。「接触」によって好感度が上がるといっても、ずっと上がり続けるわけではありません。 会う回数ばかり増えてもそれ以上の好感度は上がりませんので、もっと関係を深めたいときは、もちろん他のコミュニケーションも加えていく必要があります。
また「頻繁に会う」といっても、不機嫌でほとんど喋らないなど「悪い印象」はまさに逆効果。印象が定着していまい、挽回するのに苦労する羽目になります。良くない印象を与えてしまった場合には、早めのリベンジをお忘れなく! あくまでもさりげなく、相手のペースや距離感を尊重して、相手の心や生活の中に、スッと入り込んでいくようなイメージでやってみてください。
文:矢島みさえ