妻にとって、夫は「絶対的な味方」であってほしいもの。ましてや「嫁姑関係」において、その願いは切実です…ところが。うすうす感じてはいたものの「やっぱり私よりお義母さんが大事なんだ」と、妻が悟ってしまった悲劇の瞬間のお話です。

 

私ではなく姑の言葉を信じた(まどかさん/27歳/営業事務)

 

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姑と買い物に行ったときのこと、偶然会った姑の友人が「あら、お嫁さん?」と姑に聞いたんです。すると姑は「そうなのよ~」と、なんだかうかない顔。そして驚きの発言をしたんです。 「ろくなもんじゃないわよ、うちの財産目当てで結婚しているんだから~。きっと心の中では、私のことを早く死ねばいいと思っているのよ(笑)」と…冗談にしてもひどすぎます。 「またまた、お義母さんたら~」なんて笑顔で流しましたが、心の中では大号泣。確かに姑のことは苦手ですが、大事にしようとがんばってきただけに悲しくて悲しくて。 せめて旦那に慰めてもらおうと「今日、お義母さんにこんなこと言われて」と打ち明けたんです。優しい言葉を期待していたのですが、旦那からはとんでもない言葉が飛び出しました。 「まさか! 母さんがそんなこと言うはずないだろ。おまえ、何かしたんじゃないのか?」。 姑の罵詈雑言を信じてももらえず、かえって私が疑われ、傷口に塩を塗られる結果に…この瞬間「あ、この人は私より姑が大事なんだ」と悟りました。

 

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