子育てはお母さんだけのものじゃない。

 

まだまだ男性の育休取得率は低いですが、その考え方は少しずつ社会に広まってきていると思います。

 

そんな中CHANTO WEBでは、夫婦同時に長期の育休を取得するという選択をした2組の夫婦に話を聞きました。 「

夫婦で半年以上の育休取得した2組のリアル『お前がいなくても会社は動く』

」では、夫が長期の育休を取得した理由や周りの反応などを聞きました。 今回は引き続き、取得してみてどうだったか、本音を聞いていきたいと思います!

 

お話を聞いたご夫婦

小森一将さん・まりえさん夫婦

千葉県在住。3歳長女と0歳長男の子育て中。一将さんは大手鉄道会社勤務で、長男誕生後、2019年4月から7か月間の育休を取得。

 

古谷野謙太さん・こえりさん夫婦

東京都在住。3歳の長女と0歳の長男の子育て中。謙太さんは大手金融機関勤務で、長男誕生後、2019年3月から1年間の育休を取得。

「サブ」から「メイン」へ 夫の意識が変わった

小森一将さん・まりえさん、古谷野謙太さん・こえりさん
左から、小森一将さん、まりえさん、古谷野謙太さん、こえりさん

 

──半年以上、夫婦とも育休を取得して過ごしてきたわけですが、まずは良かった部分をお伺いしたいです。

 

まりえさん

やっぱり、子どもの成長の喜びを分かち合えるのがすごくよかったです。 ほんのちょっとの成長をその場で共有できる人がいるというのはすごく嬉しいですね。

 

一将さん

僕は下の子の成長を見られたのも嬉しかったけど、3歳になる上の子と一緒にいられてよかったな、ってすごく思います。 この半年で、上の子が凄く成長したなって感じるんですよ。親2人の遊び方や考え方が違うので、それが刺激になっているんじゃないかと。

 

──すごく何気ない成長を目の前で分かち合えるって、後で説明して伝えるのとは全然違いますよね。

 

まりえさん

あとは、1人で育児をしているときはいっぱいいっぱいだったので、「鬼が来るから早くしなさい」っていう脅し育児をやりがちだったんです。でも、子どもが楽しんでやれる声掛けを考えられるようになりました。

 

謙太さん

すごくよく分かります。うちも脅し育児をしないようにし始めました。 僕は、子どもへの理解度が上がったのが良かったですね。細かい変化に気付いて僕発信で子どもに合った遊びができるし、子どもが拙い言葉で話している内容も分かるようになった。 上の娘は妻にべったりだったんですが、僕にアクティブな遊びを求めてくるようになりました。

 

──2人大人がいることが子どもの刺激になるし、大人に余裕も出て関わり方も変わってくるんですね。

お母さんから見て、この半年でお父さんの変化ってありましたか?

 

まりえさん

夫は今までも協力的ではあったんですけど、どこか「サブ」という意識があったように感じていました。「2人の子どもなのにな」と思っていたんですが、それが解消されましたね。

 

こえりさん

うちもそうです! 前は「子育てのメインは私。夫は私のケアをして、子育てはサブ」という感じだったんですけど、2人とも子育てをメインでやるようになりました。授乳以外はお父さんも同じようにできますもんね。

 

──お父さんの意識が変わったんですね。