浮気や不倫が発覚したとき、夫から「お前のせいで浮気したんだ」と、まるで「原因は妻にあるかのように言われた」という話はよく聞きます。「ふざけるな!」と反論できる人は良いのですが、「私のせいなの?」と自分を責めてしまいがちな人は注意が必要です。夫の責任逃れで、自尊心を傷つけられた妻の話を聞きました。
■「旦那の浮気は私のせいだ」と責めて(優子さん/30歳/営業事務派遣)
旦那の浮気に気づいたとき、最初は「許せない!」という怒りでいっぱいでした。浮気の証拠を突きつけると「うるさい! 癒してくれる女といたいんだ」と言われて失望しました。その後も謝ってくる様子もなく、予想外の態度に動揺が隠せませんでした。 それからというもの「旦那が浮気するのは私のせいじゃないか」と自分を責めるようになったんです。「こんな言い方するからダメなんだ」「女として魅力がないんだ」と、考えては自己嫌悪に陥る毎日。 そんなボロボロになった私を見かねた親友が「浮気は妻のせいじゃない! あんたは十分がんばってきたよ」と言ってくれたんです。涙があふれて止まりませんでした。自分を肯定してくれた親友の言葉で、やっと目が覚めました。 原因の一端はあったのかもしれないけれど、私のせいにされる筋合いはないと気づきました。旦那とは離婚に向けて話し合いを進めていますが、気持ちは前向きです。自尊心を傷つける相手とは離れて、まずは自分を大切にしていこうと思っています。