私の窮地を救ってくれた義母(美咲さん/32/事務員)


 

iStock.com/recep-bg

 

結婚してから何度か姑を招いて食事をしたり、義実家に遊びに行ったりしていましたが、どうしても微妙な距離感がぬぐえませんでした。会話が続かないですし、答えも本心かどうかもわかりません。おまけに、用事が終わるとすぐに帰ってしまうんです。 でも、あることがきっかけで、義母との距離が縮まりました。その日は子どもが高熱を出して、何度か病院に行っていたのですが、そのうち私にもうつってしまったんです。 毎日高熱が続き、自分では立てないほど頭はぐるぐる。おまけに嘔吐もひどくて、腹痛もおさまりません。耐えかねて、助けを求めて義母に電話したんです。義母はすぐに車で駆けつけてきて、私と娘を病院へ連れて行ってくれました。 数週間後には、なんとか元気を取り戻せましたが、姑がいなければあのまま倒れて大変なことになっていたかもしれません。 姑は冗談まじりに「あのときの美咲さん、言っちゃ悪いけど、ひどい顔していたわよ」なんて笑いながら話していましたが、感謝の気持ちでいっぱいです。窮地を助けてもらったことで、お互いの絆が深まったんだと思います。