都会暮らしに慣れていたママが田舎に引っ越してみると、「ママ友付き合いがつらい!」と感じることも多いようです。都会と田舎にはどんなギャップがあったのでしょうか? 田舎ならではの人間関係の「辛さ」とは? ママたちの心の叫びを取材しました。
経験したことのない「近距離感」(直美さん/34歳/公務員)
誰かの家におじゃまするときには、数日前には相手に都合を聞き「OK」が出たら訪問する…それが私の「常識」でした。でも田舎に引っ越してからは、そんな常識はまったく通じないことを思い知ったんです。 ここでは「当日アポなし訪問」なんて当たり前。「散らかっているから」とやんわり断ろうとしても「うちもだよー」なんて平気で上がり込んできます。 勝手に裏庭に入って、リビングの窓をノックされたこともありました。うかつにパジャマ姿でウロウロもできません。これまでつき合ってきたどの人たちよりも、距離が近い! たいていの人とはあいさつを交わすだけの「都会の距離感」に慣れていたので、距離感がまったくつかめずにいます。どこに行っても誰かに会って、その知人に紹介されて…ひとりでホッとできる時間もありません(泣)。