フレックスタイム制の企業に勤めようとする際に注意したいこと
もちろんデメリットもありますが、共働き家庭にとってはメリットが多いフレックスタイム制。 ぜひフレックスタイム制の企業で働きたい！と考えるワーママも多いかと思いますが、フレックスタイム制を悪用しようとする企業がまれにあるので注意が必要です。
例えば、「フレックスタイム制を導入しているために、出勤時間や終業時間は自由ですが、残業代は出ません。」などという説明を受けた場合は要注意。
通常、残業代というのは、法定労働時間である1日8時間、週40時間を超えた場合に支払いの義務が発生するものです。 ところが、フレックスタイム制の場合、労使協定に定めた労働時間内の枠内であれば、1日に10時間働いたとしても残業代は出ません。 というのも、清算期間が1週間で、契約時間は40時間という設定であった場合、1週間で40時間を超えなければ残業代は発生しないという仕組みだからです。
ただし、1週間の労働時間が40時間を超えた場合は残業代が発生するというのが本来のフレックスタイム制です。 就業規則や労使協定に、フレックスタイム制についてのルールがきちんと明記されているか、はじめに確認しておきましょう。
フレックスタイム制を上手に利用して働き方改革を
今回はフレックスタイム制について、ご説明しました。 共働き家庭にとっては魅力的な制度ですが、自己管理をきちんとするということがとても大切になってくる制度です。 今後、フレックスタイム制を導入する企業も増えてくることが予想されます。誰もが自分らしく働けるきっかけのひとつとなるいいですね。
