「お薬手帳」持参で〝薬代〟がお安く?!


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お手元に調剤薬局で受け取った調剤明細書があれば、「調剤基本料」の項目を確認してみてください。 この「調剤基本料」は、処方箋に基づき調剤することに対する点数で、薬局の種類によって点数が異なります。

 

引用:日本調剤(2019年10月時点)

お薬手帳への記録に対する点数は「薬剤服用歴管理指導料」という項目に含まれ、会計の際に1点=10円として計算されます。 「調剤基本料1」のタイプの薬局に処方箋とお薬手帳を持って行けば、再訪問時(原則6か月以内)の「薬剤服用歴管理指導料」は41点(410円)=「自己負担3割の場合/約120円」。 いっぽう「2」や「3」の薬局では、お薬手帳の有無に関わらず「薬剤服用歴管理指導料」として53点(530円)=「自己負担3割の場合/約160円」が加算されます。 つまり「調剤基本料1」の同じ薬局に、お薬手帳と処方せんを持参すれば「薬剤服用歴管理指導料」を、1回につき40円ほど節約することができるのです。