お笑い芸人と芥川賞作家という2つの顔を併せ持つピース・又吉直樹さん。今年10月に放送された『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)では、又吉さんがおすすめの本を3作紹介していました。どの本も個性豊かなので、“読書の秋”をより満喫できるかも…!

 

ブラマヨ・吉田さんのエッセイ本が登場!


又吉さんがはじめに推薦した本は、ブラックマヨネーズ・吉田敬さんによるエッセイ集『黒いマヨネーズ』(幻冬舎)でした。 同書について、「僕らでは理解できないような考え方を提示するんですけど、いつの間にかそっちの方が正しいんじゃないか」「僕たちが普段信じている常識って何なんやろう…」とプレゼンした又吉さん。さらに“どんな人でも楽しめるエッセイ本”とつけ加えています。

 

次は社会学者の岸政彦さんが執筆した『図書室』(新潮社)。 図書室で出会う男女2人が、「世界が終わるかもしれない。そのためにどうしたらいいんだ」という想像の世界で話を広げていくストーリーです。日常から離れたテーマのようにも思えますが、又吉さんによると「思い当たる節があるんですよ」とのこと。「なりたいものになれたり、なりたい状況を想像で作れてた時代があった」と語る又吉さんは小学生の頃、あこがれの選手になりきってサッカーを楽しんだ経験を明かしました。