家計簿をつけることで使途不明金は減る?

家計簿を継続的につけつづけることは、なかなかハードルが高いものです。しかし、使途不明金を減らすために、家計簿は非常に効果的です。

 

使途不明金を減らすということは、二段階に分かれています。 まずは、使途不明金の使途をはっきりさせること。 何に使ったかわからない100円が、コンビニでお菓子を購入した際に払った100円なのか、ドラッグストアでリップクリームを購入したときに支払った100円なのかが分かれば、食費や生活雑費に振り分けることができます。 それによって、出費がかさんでいる費目を明らかにすることができるのです。

 

次の段階は、出費が多い費目を把握することで、今後の使途不明金を減らすということ。 使途不明金の正体をはっきりさせただけで満足してしまうと、家計を整えることには繋がりません。今後使途不明金を出さないために、無駄遣いしやすい費目を把握して、支出を管理することが重要です。

 

そのためには、お金の流れを押さえなくていけません。そして、お金の流れを知るためには、月単位の支出を可視化できる家計簿が最適なのです。

 

とはいえ、家計簿をつける習慣のない人が、いきなり詳細に家計簿をつけほうとしても継続するの簡単ではありません。お金の流れが把握できるのであれば、まずは端数を切り捨てにした大まかな家計簿でも構いません。 無理のない範囲で始めてみましょう。

心当たりのない出費を減らすためには

「ちりも積もれば山となる」と言いますが、使途不明金も積もれば大きな出費になってしまいます。思ったよりお金がたまらないな、と思ったときは、そのままにせず使途不明金の原因をきちんと突き止めておくことが大切です。 まずは、今日の買い物でレシートをもらうことから始めてみてはいかがでしょうか?

 

文/今野由奈