肌は体の内側の状態を映し出す〝鏡〟とも言えます。乾燥肌や肌荒れなどの「肌トラブル」で、スキンケアだけではいまいち効果が出ないとき、「漢方薬」という選択肢があるのをご存知でしょうか。体の内側から肌バランスを整え新陳代謝を整えるほか、女性にうれしい効果をもたらす漢方薬をご紹介します。

 

 

 

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漢方から見る乾燥肌の原因とは


漢方医学では、人の体は「気」「血」「水」の3つの要素から成っていると考えます。 この3つのバランスが崩れると心身に影響を及ぼすと考えられ、バランスを保つことが〝健康〟の秘訣なのです。

 

漢方の視点で考えると、皮膚の状態は「血」との関係が深いとされています。 全身に栄養を届ける役割をもつ「血」が不足したり、巡りが滞ると栄養が十分に行き渡りません。 すると「水」の不足や巡りの滞りを招き、乾燥肌や肌荒れ、かゆみなどの肌トラブルを引き起こすです。

 

これらの症状の改善だけではなく、肌トラブルが起きにくくなる体質改善に「漢方薬」が手助けとなります。