夜泣きを気にしなくても良くなった(まみさん/29歳/介護士)
義実家で同居育児をしているとき、一番気を遣ったのは「夜泣き」でした。義父はバリバリ現役で、義妹も会社勤め。娘が夜中に泣き出すとみんなが眠れないので、一晩じゅう抱いてあやしていたこともありました。 私は睡眠不足で、いつも疲れ切った顔をしていたと思います。赤ちゃんとの生活は、義父や妹にも大変だったのでしょう。ある日「出て行ってほしい」と遠回しに言われてしまいました。 旦那は「こんなに苦しんでいる嫁を追い出すなんて」と怒っていましたが、正直私はホッとしたんです。これでやっと「夜泣き」を気にしなくていいかも、小さな一戸建てに引っ越しました。これなら、まわりを気にする必要もありません。 初日からさっそく娘は「夜泣き」をはじめましたが、自分でも驚くほど落ちついていて…むしろ「今日からはいくらでも泣いていいよ!」くらいの気持ちで抱っこしていました。そんな私の気持ちが通じたのか、娘は数分でスヤスヤと眠ってしまったんです! たぶん、義実家にいるときは「寝かさなきゃ」「泣きやませなきゃ」という、私のプレッシャーが伝わっていたんでしょうね。いまでは私の睡眠不足も解消。毎晩夜泣きはありますが、心に余裕が生まれたぶんだけ快適に育児できています。
手助けやアドバイスがありがたいケースもありますが、育児がよりしんどくなる「同居育児」があることは事実。自分にとってどの状況がより快適なのか、じっくり考えて決めてくださいね。
文:矢島みさえ