子ども連れでお出かけしていると、つい子どもに気を取られて自分の荷物を忘れそうになることはありませんか?はたまた、家の中で子どもがどこかに隠して在り処がわからなくなる……なんてこともあるはず。

 

そんな物の紛失を防ぐのが「Tile(タイル)」という忘れ物防止タグ。これはただのタグではなく、タグ自体がスマホと連携できるという便利なアイテムなんです。そんなTileがどうやって紛失リスクを低減してくれるのかをご紹介しましょう。

 

便利ポイント①:室内で見当たらないときは音を鳴らして探索


TileはBluetoothを使ってスマホと連携できます。専用アプリをスマホにインストールしたら、画面の指示に従って進めるだけで、簡単にスマホと接続できるのです。あとは、Tile自身を外に持ち出すバッグや鍵、室内のリモコンやゲームのコントローラーなどに付けておくだけ。

 

▲自宅で紛失しがちなものには「Tile Mate」を貼り付けよう。

通信距離は最大約45mで、電池交換式なので繰り返し使える。

サイズは幅35×奥行6.2×高さ35mm、重さは約7.5g(電池除く)。

 

もし、室内でTileを付けたリモコンやゲームのコントローラーが見つからないなと思ったら、スマホで専用アプリを起動します。接続範囲内にあれば、地図上に自分のTileが付いた荷物の場所が表示されます。さらに、スマホからTileで音を鳴らすこともできるので、音の出どころを辿ると探し物の在り処がわかるのです。

 

▲鳴らしている最中はスマホから音量の変更が可能。

通知音を止めるには、Tile本体の中央にあるボタンを押すか、スマホから操作する。

 

便利ポイント②:最後に検知した場所を記録してくれる


屋外に持ち出すバッグや鍵には、広範囲をカバーする「Tile Pro」がおすすめ。通信距離は最大約90mで、こちらも電池交換式となっています。

 

▲サイズは幅42×奥行6,5×高さ42mm、重さは約12.8g。

防塵・防滴仕様なので屋外にも持ち出しやすい。

 

ひとつのアカウントにiOSは最大8個、Androidは最大4個まで接続できます。バッグ、鍵、自転車、さらには子どものぬいぐるみにも付けておくといいかもしれません。

 

▲公園や旅行など子どもがぬいぐるみを外に持ち出す際にTileを付けておくと安心。

ただし、通信範囲は限られるので、失くしたことに気付いたらすぐに確認したい。

 

スマホの接続範囲外で音が鳴らせない場合も、最後に検知した場所と時間をアプリが記録しているので、見当を付けて探しに行けます。ただし、アプリを常に起動しておかないと最後の場所がわからなくなるので、アプリは終了しないようにしましょう。また、電池の寿命は約1年となっており、定期的な電池の交換も忘れずに。

 

さらに、探し物の近くをほかのTileの利用者が通ると、アプリで場所をお知らせしてくれます。これは、落とし物をした人のTileから発信された電波を受信すると、その位置情報が持ち主のアプリに通知されるから。もちろん自分の位置情報や個人情報を他人に知られることはありません。

 

便利ポイント③:スマホが見当たらないときはTileで探せる


逆に、Tileが手元にあっても、スマホがどこにいったかわからないときは、Tile本体のボタンをダブルクリックすれば、スマホの音を鳴らしてくれます。スマホがマナーモードでも音を出してくれるのがいいですね。

 

▲鍵にTileを付けておけば、Tile経由でスマホを探し出せる。

 

さらに、TileはAmazon AlexaやGoogle アシスタントを使ったスマートスピーカーにも対応しています。「アレクサ、タイルで鍵を鳴らして」や「OK Google、タイルを使ってスマホを鳴らして」とスマートスピーカーに話しかければ、音を鳴らして場所を知らせてくれるのです。

 

価格はオープン価格となっており、「Tile Pro」の実売価格は7500円前後、「Tile Mate」の実売価格は3000円前後となっています。複数の持ち物に付けるとなると少し値は張りますが、万が一失くしたときのリスクを考えると持っていて損はありませんよ!

 

KING JIM/Tile Pro

サイズ:幅42×奥行6.5×高さ42mm

重量:約12.8g(電池除く)

通信距離:最大90m

KING JIM/Tile Mate

サイズ:幅35×奥行6.2×高さ35mm

重量:約7.5g(電池除く)

通信距離:最大45m

https://www.kingjim.co.jp/sp/tile/

 

文/今西絢美