映画版で描かれる“二人の物語”
原作は新井英樹による漫画「宮本から君へ」。連載がスタートしたのは今から約30年前の1990年です。暑苦しいほどの熱血営業マン、負けっぱなしの人生を送る宮本は、万人受けのキャラクターではありません。連載が始まった頃は、どちらかといえば、避けられるタイプでした。しかし、一部の熱狂的なファンに支えられ、連載スタートから約30年の時を経て、2018年にテレビ東京でドラマかされると、第56回ギャラクシー賞テレビ部門「奨励賞」を受賞するほどの反響を呼んだのです。
ドラマでは、営業マンとして奮闘する宮本の姿にスポットを当てていましたが、映画では、宮本とヒロイン・靖子、二人の愛の試練が描かれています。笑顔あふれる幸せな時間を過ごす二人に降りかかった衝撃の事件。それを乗り越えるために、宮本が“絶対勝たなければいけないケンカ”に挑みます。