親視点と子ども視点で認識の違いアリ!
では実際に、親との関係が悪いと感じる人はどれほどいるのでしょうか? 株式会社明治安田生活福祉研究所では、以前“親子の関係についての意識と実態に関する調査”を実施。35~59歳の親世代9715名と、15~29歳の子ども世代5803名にアンケートを行いました。
まずは子ども世代を対象に“親との関係性は良好かどうか”を質問。母親に対して「どちらかといえば良好でない」「全く良好でない」と答えた人は9.1%でした。一方で、父親との関係を“良好でない”と感じる人は22.1%に。母親よりも、父親との関係を悪く思っている人の方が多いようです。
そこで今度は“親から見た子どもとの関係性”をリサーチ。“子どもとの関係が良好でない”と感じる母親は7.8%で、父親は12.9%という結果になっていました。親視点から見た親子関係は、良好に感じている人が子どもに比べて高い割合に。子どもの認識との間にギャップが生じていることがわかります。
親子喧嘩によって気まずい状態になってしまう時もありますが、うまく仲直りして良好な家族関係を築いていきたいですね。
文/内田裕子
参照/株式会社明治安田生活福祉研究所「親子の関係についての意識と実態に関する調査」https://www.myilw.co.jp/research/report/pdf/myilw_report_2016_02.pdf