漢方薬のベースは「東洋医学」の考え方


 

 

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いっぽうの漢方薬は「天然物由来」の薬。 物質の構造などわからない古来から、植物や動物などを用いて病や不調を処置し、経験を重ねることで「なにが効くのか、効かないのか」を体得して、編み出された治療法です。 また漢方薬での治療は、東洋医学の考え方が基盤となっています。たとえば、人体の構成要素を「気・血・水」で分類し、人体のバランスを「陰陽・五行説」の概念で説明します。 「悩ましい自覚症状」に着目し、それを取り除くことを目的に漢方薬を使います。体内で過剰なものや不足しているものを症状から読み解き、バランスを整えることで改善を図るのです。 そのため漢方薬は、「冷えからくる不調」や「なんとなくだるい」というような、原因のはっきりしない症状を和らげることにも役立ちます。