夜更かしの影響2:情緒が不安定になる可能性

脳からは、成長ホルモンの他にも様々なホルモンが分泌されています。その中のひとつ「セロトニン」は、眠りを誘うホルモン。 日中はほとんど分泌されず、夜になって周囲が暗くなると分泌が増す性質を持ちます。このため夜更かしをすると、セロトニンの分泌が抑制されることに。 セロトニンには心を落ち着かせる作用もあるとされ、慢性的に分泌が低下すると様々な問題が起こります。 寝つきが悪くなるだけなく、イライラしやすい、攻撃的になる、など精神的にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。

 

 

夜更かしの影響3:学業にも影響する可能性

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子どもの健康的な成長には、9~10時間の睡眠が必要と考えられています。しかし、理想的な睡眠時間を確保できている子どもは少ないのが現状。 慢性的な睡眠不足を抱えた子どもは、日中の眠気などから集中力や注意力、意欲の低下などが起こりやすくなります。学業や人間関係に、大きな支障を来たすことも少なくありません。 子どもの心身の健やかな発育のため、夜更かしは避け、十分な睡眠時間を確保することが大切だとわかります。