秋は生活リズムが乱れやすく、夜更かししがちな季節。また、慌ただしい日々の中で就寝時間が遅くなっていたり、休前日は夜更かしをしていませんか? 特に「子どもの夜更かし」は心身の成長を妨げる可能性もあり、できるだけ避けたいものです。夜更かしが子どもに及ぼす影響と、生活リズム改善法を解説します。

 

 

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「子どもの夜更かし」には悪影響がある?


日本小児保健協会の調査によれば「夜10時以降に就寝する子ども」は1歳半では半数を超え、未就学児でも4割を占めます。また小・中・高と学年が進むにつれて、就寝時間が遅く、睡眠時間が短くなることがわかっています。 これらの割合は10年前と比べて急増。夜型生活による子どもの睡眠不足は、現代の大きな社会問題のひとつと言えます。子どもの夜更かしは、心身にどのような影響をもたらすのでしょうか?

 

夜更かしの影響1:成長が遅れる可能性

子どもの身体は日々成長しています。個人差もありますが、1年間で10㎝以上も身長が伸びることも珍しくありません。 次々とサイズアウトする洋服にため息は出るものの、子どもの成長はなにものにも代えがたい宝ですよね。 子どもの成長を促すのは、脳から分泌される「成長ホルモン」。成長ホルモンは、深く寝入って2~3時間が経過すると盛んに分泌されます。 このため浅い睡眠が続いたり睡眠時間が短くなったりすると、十分な成長ホルモンが分泌されず、成長が遅れてしまう可能性があるのです。