ひと回り以上も歳の離れた夫に浮気をされたとき、「だいぶ年上なんだし、浮気くらい我慢しなきゃ」とグッと怒りを抑えてしまう妻も少なくないようです。自己肯定感がどんどん低くなっていく、辛く複雑な心境を抱える妻たち。年の離れた夫を持つ年上妻たちの、葛藤や諦めに迫りました。

「女としての賞味期限」を実感するのが怖い(和子さん/45歳/アパレル営業)

 

iStock.com/SDI Productions ※画像はモデルを起用したイメージです

 

旦那はちょうどひと回り年下の33歳です。当然、つきあい始めたときから、だいぶ年上でいいのかという不安がありました。でも、旦那は「私がいい」と言ってくれたんです。そのひと言が嬉しくて、思い切って結婚しました。 でも最近、どうやら旦那は浮気しているようなんです。相手は年下の女の子。やっぱり若い子がいいのかと傷つきました、どうあがいても若さには勝てませんから。 腹立たしい気持ちも当然あります。浮気を黙って見過ごせるほど大人じゃないし、旦那を責めたいですよ。だけど心のどこかに「結婚してくれた」「結婚してくれてありがたい」という〝年下の旦那〟への負い目というか、引け目があって。 そんな私の気持ちを知ってか知らずか、旦那の行動はエスカレートする一方。怒ったっていいですよね? でも、浮気を責めて「女としての寿命」を実感させられるのが怖いんです。旦那を責めたいのに、責められない日が続いています。

 

 

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