■「俺のプライドをズタズタにしたお前が悪い」(愛さん/33歳/弁護士)
結婚前からずっと法律事務所で働いています。独身時代は司法試験の勉強をしていましたが、結婚して子どもができたので、弁護士になる夢は諦めていました。ところがふたり目が生まれたころ、旦那の会社の業績が傾いて収入が激減したのです。
子育てをしながら勉強を再開し、ダメ元で受験したところ、なんとその年の司法試験に一発合格。結婚前に働いていた事務所に連絡すると、「ぜひ、戻ってきて」と言われ、弁護士として働きはじめました。十分なお給料ももらえて生活も安泰、ひと安心したのですが。
なんとその数か月後に、旦那の浮気が発覚。理由を聞くと「毎日仕事が忙しい、けど楽しいって。仕事を減らされてる俺の前で、言うか? 俺のプライドをズタズタにしたおまえが悪い!」と言うではありませんか。
支えになれればと思っていたのに、逆に旦那を傷つけていたなんて。ショックで「仕事を辞めよう」と決意。上司に事情を説明すると「あなたはこの件がクライアントからの相談だったとしても、退職をすすめるの?」と言われ、ハッと目が覚めました。
「旦那の浮気は私の仕事のせい、だから退職する」というのは、間違っていますよね。いまは離婚へと協議を進めています。旦那の不貞なので慰謝料もガッツリ頂戴し、最後に「私、弁護士だよ!」と改めて言ってやるつもりです。