■私だけが「怒りっぽい人」に(紀子さん/38/経理事務)

iStock.com/maroke

夫の実家に帰省したとき、4歳になったばかりの娘は「食べたくない」「着替えたくない」「お風呂に入りたくない」とわがまま放題。夫は叱るどころか寝転がったまま「まぁ、こんなときぐらい好きにさせてやれば」と知らんぷりです。 だからといって私までもが娘を甘やかしてしまうと、姑から「しつけがなってない」と小言が飛んできそう。あせった私は「いいかげんにしなさい! 言うことを聞かないのなら、帰るわよ! もう連れて来ないから!」と、怒鳴ってしまいました。 すると姑は予想外にも「あらあら、子どもにそこまで言わなくても。かわいそうだわ」と、娘の味方をしたのです。そのうえ夫まで「俺もそう思う!」と、あっさり加勢するではありませんか!  おいおい。そこで妻の味方をするのが夫なんじゃないの? あなたが叱らないから、私が叱っているんでしょ! まるで私だけが「怒りっぽい人」になっているようで、恥ずかしさとやるせなさでいっぱいです。