「自分は嫌われたくない」「叱るのがめんどくさい」など、子どもが悪いことをしてもきちんと叱れない夫たち。叱るのはいつも妻の役目で、精神的にもヘトヘトになってしまうことも。「子どものしつけにきちんと向き合ってほしい」と悩む妻たちの声をお聞きください。

 

 

■だって俺はイライラしないもん(麗奈さん/40/清掃業)

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うちの夫は「超」がつくほどのマイペースで、「急ぐ」という概念がまったくない人。自分の行動によって「周りに迷惑をかけている」という認識も欠けています。こともあろうに息子は、夫のそんなところがそっくり似てしまったんです。 朝起きるのは大の苦手で、朝ごはんもダラダラ。歯磨きもしないまま、保育園に行くこともしばしば。来年から小学生だというのに、まったく時間を守ろうとしません。「遅れるから、ほら、ちゃんと靴下を履いてリュック背負って! え、ウンチ、いまごろ?!」なんて怒号は日常茶飯事。 それなのに夫は「6歳の男の子に、時間の逆算は難しいだろ~。小学生になれば、気をつけるだろうから、いまはガミガミ言う必要ないんじゃないか?」と、のんきなことを言っています。「そういう考えだから、あなたみたいなマイペースな大人になるのよ! 一緒に注意してよ!」。 ハッキリ言っ他のですが、夫の心にはまったく響きません。とどめは「だって、オレはイライラしないも~ん」と、あきれるようなひと言。毎日ストレスで発狂しそうです!