健康被害を気にする母親続出!
近年では全国的に受動喫煙防止に対する意識が高まっていますが、世間の母親たちはどのように感じているのでしょうか? 株式会社エムティーアイは以前、「受動喫煙についての意識調査」を実施。6780名の母親たちを対象に“受動喫煙を不快に感じるかどうか”をたずねると、87.7%の人が「不快」と答えました。
そこで同調査では、「受動喫煙を不快に感じる理由は何ですか?」と質問。最も多かった回答は、「子どもへの健康被害がありそうだから(79.3%)」でした。他にも、「自分への健康被害がありそうだから(54.7%)」「においがつくから(52.6%)」「子どもの発育に影響が出そうだから(29.5%)」などがランクイン。子どものことも含め、健康被害を気にする母親は多いようです。
“屋内における受動喫煙の防止対策として希望すること”についてもリサーチしたところ、「屋内禁煙」がダントツの1位に。「煙が漏れるのを扉(個室化)によってできるだけ防ぐ分煙」や「施設側が『禁煙・分煙・喫煙化』を選択し、わかりやすく表示する」といった答えも、高い割合を占めています。
屋外での受動喫煙防止対策に関しては、「指定場所以外では禁煙(64.7%)」「路上は全面禁煙(19.1%)」「歩きたばこは禁止、立ち止まっての喫煙は可(14.2%)」などの希望があげられていました。特に“歩きタバコ”は子どもへの危険性を訴える母親が多く、受動喫煙以外にも問題点が浮き彫りに。
タバコを吸わない人や子どもを受動喫煙から守ってくれる施策に、今後も注目していきたいですね。
文/河井奈津