例えば、体調が悪いと夫に訴えたとき。夫の正答例は「大丈夫? 家事育児は俺に任せろ!」なんですが…実際は「なんともズレた誤答」にモヤモヤする妻たち。悪意もないし、むしろ当人は思いやりを込めて言ってるだけに、「その気遣い違うって!」と否定しづらいのがツライところ。いったいどんな〝優しさ〟だったのでしょう。

 

 

■俺のことは大丈夫だよ!(萌さん/33/介護士)

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専業主婦の義母に育てられた旦那は、完全に「家事は妻の仕事」だと思っています。ある日、仕事中に熱が出て「ゴメン 熱が出て、今日はご飯つくるのしんどいです」と旦那にLINEで連絡したんですが、既読はいつまでたってもつきません。 熱が出たからといっても仕事は休めず、なんとか気力を振り絞って就業時間は乗り切りました。旦那の帰宅はいつも夜の9時ごろなので、保育園のお迎えも頼ることはできません。娘を連れてなんとか自宅に着いたとき、ようやく返事が来たのですが。 「体調悪いなら外で食べてくるよ! ゆっくり寝てな」 正直、目を疑いました。4歳の娘がいるのに「ゆっくり」って冗談で言ってるの? それに私と娘の夕飯は? 「早く帰ってきてください。本当にしんどいです」と送ると、「大丈夫だよ! 今日は俺の帰り、待たなくていいからね」と、笑顔の絵文字付きの返信が。 旦那の頭には、自分が世話してもらう発想しかないようです。(この人には、なにを言ってもムダ)と悟りました。娘の夕食はデリバリーを頼んで、お風呂も入らずにベッドへなだれ込みました。帰宅後、どうしたこやら謝ってきた旦那。 なんでも、飲みに誘った先輩に「奥さんが体調わるいなら早く帰れ!」と叱られたそうで…そこで初めて、「これはマズイ」と気づいたのだとか。表向きは平然と過ごしていますが、しばらく怒りは収まりそうにありません。