やみくもに節約しても意味がない
一番やってはいけない節約が、目的を持たずにただやみくもに行う節約です。収入が少ないから節約せざるを得ない…というのならまだしも、意味もなく節約をするのは「ただのケチな人」と思われても仕方ありません。節約は本来目的があるから行うのであって、節約自体が目的にならないようにしましょう。 お金に縛られるあまり、子どもに何かを諦めさせたり、趣味を楽しめなかったり、毎回友人の誘いを断ったりしてしまうのは考えものです。お金のために自分や子どもの楽しみや、友情を犠牲にする必要はありません。
無理なく節約を続けていくためのキーワードは「習慣化」
「良い節約」は、目的のある無理のない節約のことです。節約は「今日1日だけ」というように期限付きで行うものではありません。日々の生活の中に上手く溶け込ませ、習慣化させることが、長く続けるコツなのです。 例えば、
・なるべくコンビニに行かない
・行きつけのスーパーで週に1度まとめ買いをする
・お弁当や水筒を持参する
・財布にお金を入れすぎない
・冷蔵庫を整理する
・電気はこまめに消す
など、日々の生活で節約できるポイントは沢山あります。 もちろん、全てを完璧に達成する必要はありません。できそうだと思ったものから始めていき、無理のない範囲で節約の幅を広げていきましょう。 何から始めればいいかわからないときは、家計簿をつけてみるのがおすすめ。日々どれだけの出費があるかを把握できると、自ずと節約ポイントが見えてきます。
節約に必要なのは目的と無理のない計画
目的のために無理なく長く続ける節約。これこそが良い節約です。「お金を使わない」のではなく「何にお金を使うのか」を意識して、趣味やファッションも楽しみながら、身の丈に合った節約をしていきたいものですね。
文/今野由奈