3.仕事復帰を成功させるためには職場選びが大切

通勤途中の女性

 

子育てをしながら働く以上、やはり子どもを育てるママに理解がある職場がいいですよね。 しかし、募集広告には「子育てママさん募集!」と書いてあったのに、いざ入社してみると残業は当たり前、当日欠勤や早退すると休日出勤させられる…と、子育てに配慮がない会社もあるのが現実。

 

そうならないために、いくつかポイントを紹介していきます。

 

①上司が子育ての経験者だと安心

子どもを育てたことがないと、育児がどれくらい大変で、どくれくらい自由に動けないものなのかわからないことも。上司が子育て経験のある先輩パパ・ママだと、あなたの状況や環境を理解してもらいやすい可能性があります。給与や待遇などの条件以外に、こうした視点で企業のホームページなどを確認してみるのもいいかもしれません。

 

②同僚に子育て中のママがいるかどうかは要チェック

いくら上司が子育てに理解のある人でも、同僚たちが全く子育てに理解のない人たちだと、ママにとっては働きにくい環境と言わざるをえません。 自分と同じように子育てをしているママが職場にいると、働き方について理解が得やすいだけでなく、子育てについても相談しやすいというよさも。

 

③無理なことは無理ときちんと伝える

就職したさから、本当は得意でないことやできないことを「できる」と言ってしまうのはやめましょう。会社はできるものとして仕事や作業を任せます。 無理をして仕事をしても、職場に迷惑がかかったり、自分自身の負担につながります。できないことはできないと伝え、今のあなたができることを把握し、職場に伝えるようにしましょう。

 

④金銭面のみを重視して仕事探しをしない

働くうえでは、やはりお給料がいいところで働きたいもの。しかし、給料もよくて、そのうえ待遇もいいとなると、よほどの会社でない限り、ありえないと言ってもいいでしょう。 好待遇の募集広告に飛びつき、いざ働き始めたら聞いていた話と全く違う…なんてことにもなりかねません。

 

あなたがやりたい仕事、取得している資格、スキルを考慮し、仕事内容をよく把握したうえで、職場を探しましょう。

 

 

自分に合った職場探しには取捨選択が欠かせない


子育てをしている以上、自分中心に動くことはかなり難しいことです。出社したと思ったら保育園から子どもの体調不良を告げる電話がかかってきたり、残業や出張ができないことで責任のある仕事を任せてもらえなかったり、自分の頑張りだけではどうにもならないことも。

 

特に、子どもが生まれる前に働いていた経験のある方は、理不尽な思いをしたり、悔しい思いをすることもあるかもしれません。

 

しばらく仕事を離れていたママが職場復帰を考える際は、今一度、自分と子どもを見つめ直すことが大切。周りと比べず、自分はなんのために働くのか、いつから働き始めるのが自分と子どもにとってベストなのかを考えたうえで、仕事を探せるといいですね。

 

文/佐藤仁美